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退院しました

kage

2013/04/11 (Thu)

予定より一週間入院が延びたせいで今年の桜は逃しましたが、無事に出所!!いたしました!!

蓋を開けてみれば結局クロだったようです。舌ガンからの転移による悪性リンパ腫瘍?になるのかな?
しかしあんなに痛くて怖い思いした生検の見当違いの結果(白判定)はなんだったんじゃろ。
PET検査の結果を信じて、直接手術すれば済んだのになあ。いい勉強になりました。

手術は朝イチで始まったんですが、終わったのは夜。9時間もかかったそうです。
後で調べたら手術名は「リンパ節郭清」となってました。

いくら全身麻酔で術中は意識がないといっても、深層心理に長時間の手術の恐怖は残るんでしょうかね。
全麻から覚めた最初の感覚は、とにかく「怖い」というものでした。
「もう手術は無事に終わってるんだよ」って先生方や家族が周囲で繰り返し諭しているのは聞こえてるんですが、恐怖で完全にパニックを起こしてしまいまして、でも胃が動いてないから安定剤の類も服用できず、全麻の吐き気も手伝ってのたうちまわって苦しんだ後に、点滴で精神安定剤を入れてもらってようやく落ち着きました。

しかもパニックを起こした恐怖からか、その日からまぶたがピクピク痙攣して目が閉じられなくなってしまい全く眠れず、高熱も手伝って、意識があちら側に何度も飛んで行きそうになりました。
ずっと枕元で話しかけてくれていた母親の「お母さんを置いて行かないで!」っていう泣き声でどうにかこっち側に踏みとどまった、という感じです。お母さんありがとう。

病院の常、待たされて待たされて、やっと精神科の先生が処方してくれた3種の薬を飲んで、ようやくまぶたが閉じて眠れたのが翌々日。
とにかく今回は精神的にハードでしんどい術後でした。もう二度とあんな怖い経験はしたくないです。

術前に、放射線治療とか抗がん剤とか5年生存率がどうたらいう説明を受けて、脅かされていたせいもあるのかな~。豆腐メンタルな人間に術前に余計なこと吹き込まないで欲しいよ…。
とにかく手術が終わっても「終わった」という気がしなくて、一向に気分が上向かなかったです。
「自分の寿命があと5年ないかもしれない」
なんて術直後にチューブだらけで病院のベッドで考えるのは、正直涙も出ないほど辛いものでした。

でも幸い、抗がん剤治療や放射線治療は今のところ受けなくていいみたい。
もう二度と再発も転移もしませんように。あと50年は生きてやる!!
この年齢で親を置いて先に行くわけにはいきません。

でもって傷跡は首にT字にがっつり残ってますわ。
ブラックジャック先生とかキャプテンハーロックみたいな。
男の勲章系の生傷が嫁入り前の娘の首に。
あと左頬が麻痺してるので、笑うと「ニヤリ」って感じで今超ニヒルですよ!!
左側の腕も、説明を受けていた通り上がりにくいし、筋肉を取っちゃった首もまだ動きません。
機能回復まで半年はかかるそうです。リハビリ、リハビリですね~。

術前から覚悟はしてたけど、もう嫁に行くのは諦めました!
幸い私には大切な家族と大事な友達がいるので、いま周囲にいる人たちをとにかく愛して愛して感謝を捧げて、今後を生きていこうと思います。

5ヶ月で2度のガン手術を終えて、とにかく皆さんに伝えたいことは
「生命は有限で、明日は我が身に何が起こるかわからない」
ということです。
私は両親ともにガンになった人間が一人もいない家系で、食生活も普段からかなり気をつけてるほうだし、喫煙飲酒習慣もありませんでした。
それでもある日突然、なっちまいました。あれよあれよと手術を受けさせられました。
取ってしまったと思ったガンがまた、あれよあれよと転移して、あれよあれよと再手術を受けさせられました。

いまここを読んでいらっしゃるということは、あなたには今、確実に命があるということですね。
どうかその生命を日々大切に、家族を大切に、友人を大切に、恋人を大切に、命を慈しんで毎日を生きてください。


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