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「愛していると伝えてください。彼女はわかっているけれど」

kage

2015/03/16 (Mon)

こういう病気をしましたので。

いつ再発・転移するかわからないし、あるいは別の病気で死ぬかもしれない。
もしくは不慮の事故や災害にみまわれるかもしれない。
幸か不幸か、明日も生きてる保証は何もないことは闘病生活のうちで悟ったので、遺言めいたことをふとメモりたい時は今後、このカテゴリに残していくことにしました。

今までは映画やら漫画やら、その時々の興味の対象ごとにブログをいくつも使い分けてきましたけど、闘病前から全部放置状態になって、結局このブログの更新だけに落ち着いたので。

まあ独り言です。誰に届ける意図もなし。
元々ここはオタク系の近況報告ブログだったんで、リア友はこのブログ周辺の存在は知らないし。
バレてももういいけどね。もういいんだ。




母親の話をします。

日経平均が15年ぶりに高値水準を回復したんで、ああ良かったねって話をふったんですが。
「株なら全部手放したよ」
とあっさり言われたんですね。
「私が持ってるものは全部手放しますから、あんたを助けてくださいって神様にお願いしたから。もう何も持ってない」

なんだそれですよ。
絶対売らなーいって株だけを残してたハズなのに、私の闘病中に全部売っちゃったんだそうです。
「もう少し待ってればね。もったいないけど、でもお願いしたから」
母はふいに天井を見つめて、泣き出しそうなのをこらえながら言いました。


「あんたがベッドで寝てる間、泣きながら神様に何万回もお願いしたよ。
この子の病気は全部私がかわりますから。
苦しい病気は今すぐ全部、私の体に移してくださいって。
もう何万回お願いしたかわかんない。
いつだったか、公園でずっと座り込んで泣いてたら、知らないおばあちゃんが来て。
奥さん、生きてれば報われる日が来るよって慰められた。
代わってあげることはできなかったけど、あんたが生きてればもう何もいらない。」


私は正直、母が深刻な病気になったとして、その苦しみを引き受けようとまでは絶対に思えないです。
これについては簡単な言葉で感情を表せないので、
「母親ってスゲエ」
という単純な言葉のみ記しておきます。

母とは高校時代に不仲になって、長年まともに会話をすることすらなかったんですが。
私が病気なったことで、もう一度、子供の頃みたいな「本当の親子」に戻ることができました。
二十代の頃は、親子関係なんて二度と修復することはないだろうと思ってたんですけどね。
命をかけたら、この年齢になって「親」というものを取り戻すことができました。
リンパ節郭清後は頭おかしくなりかけて「ああ死ぬかもな」と思ったんですが、実のところ「少なくとも両親と和解できたから死んでもいいか」とも思いました。
私が闘病を経て勝ち取った最も大きなものは、「本当の家族」なんでしょう。
だから今、凍えた家族関係に苦しんでいる人は「いつか解決する時がくるかもしれない」と信じて生きるのもアリかもしれません。
それはたぶん、命懸けの大仕事になるけどね。

さて。そんなマイおかんはDavid Bowie狂なんですけども。
「そういえばBowieの曲で何が一番好き?」
みたいな話を、今までしたことがなくて。
私はあんまボウイに思い入れないんで、ふつうにSpace Oddityなんですけど。
WOWOWでやってた特集を一緒に見てた時に聞いてみたら。
「あー。やっぱSpace Oddityだなー」
とのことでした。めちゃくちゃ普通だな!
年季の入ったBowie信者なら、もっと「そこ??」みたいなのがくると思ったんですが。

というわけで大山母子が一番好きなデヴィッド・ボウイの曲は、ふつうにSpace Oddityでした。笑。
ちょうど闘病中に話題になった、クリス・ハドフィールド船長のカヴァーを母は知らないので、そのうち聴かせてやろうと思います。



"Tell My Wife I Love Her Very Much, She Knows"

"Our commander comes down back to earth, and knows"



後日談

母にこの動画を見せたら感激して泣いてました。
そのあと自動再生で始まった本家のMVで、お母やんによるSpace Oddityカラオケ大会がおっ始まりました。
ヘッドフォンで聴きながら歌い出したんで、自分の声のデカさに気付いてなかったです。
音痴なんで音は外れっぱなしでしたけど、大熱唱で超気分良さそうでした。

ありがとう船長。

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